免疫力を高める食品 料理法.comではインフルエンザ対策として免疫力を高めるための食品やその料理方法をご紹介します
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Q | 風邪をひいたとき、どうして病院では、免疫賦活剤を処方しないのですか?うちでは最近、風邪のとき、マルチビタミンミネラルや、ニンニク生姜や、ラクトフェリンスキムや、梅エキスやバナナを摂取するようにしていますが、明らかに以前より回復が早まっています。これらの食品や栄養素は実験でも風邪の回復を早める効果が確認されているようです。そうであれば内科小児科医としても、解熱鎮痛剤とか抗生剤とかを出すだけでなく、免疫力に作用するような処方も指示すべきと思うのですが如何でしょうか。 |
A | 確かに自己免疫を高めて治癒力を高めようと考えるのは普通かも知れませんね。免疫フカツ薬は抗がん剤との併用薬として一定の成果をあげています。普通の人に投与した場合、サイトカインストームと呼ばれるようなSIRS(全身性炎症反応症候群)を引き起こす可能性があり、高まった自己免疫機序が逆に自分の体を傷つけてしまいます。お子さんであれば擬似的に川崎病のようになることもあるでしょう。デメリットばかりです。風邪でいらした患者さんに栄養やビタミンをきちんと採るようには言いますが、ラクトフェリンやバナナが良いというのは聞いたことがないですね。まだ民間療法の段階でエビデンスはないように思います。風邪でいらした方に私はあまり抗生物質は出しません。耐性菌が怖いからです。解熱剤もよほどの高熱があるときだけで基本的に安静を奨めます。あと近年ライノウイルスに対す抗ウイルス剤が開発されつつあり、あと数年で表に出てくるようですので風邪に対するオーダーも変わってくることでしょう。 |